今回はネクタイの結び方のアレンジ、小剣ずらしについて。
ネクタイのルーツは17世紀のクロアチア人がつけていたスカーフ、クラバットが由来とされ装飾的要素の強いアイテムです。今日でもネクタイにより防寒性が上がったり、外気から身を守ることもないですが、ネクタイがないとスーツスタイルの締まりがなくなり、間延びした印象になることから、スーツスタイルには欠かせないアイテムであることに変わりはありません。
このネクタイは大剣と小剣と呼ばれる両サイドで太さが違う帯状の布です。小剣ずらしとは大剣の後ろから小剣を見せるスタイルのことで、結んでから結び目部分をずらすだけで簡単に完成します。
この小剣ずらしはビジネスではあまり使うことがないカジュアルな見せ方ですが、ジャケパンスタイルのアクセントやこなれた洒落っ気のあるスタイルに取り入れても面白いアレンジ方法です。