セッテピエゲ(sette pieghe)という言葉を知っている方はかなりのスーツ通でありネクタイ通です。

セッテピエゲとはイタリア語で7つ折りのことで、ネクタイの作り方の種類です。英語ではセブンフォールドといいます。本日はこのセッテピエゲについて特徴と他のネクタイとの違い、優位性を解説していきます。

 

 

セッテピエゲの特徴

セッテピエゲは日本語名、7つ折りとあるように表地の素材を7つ折りかえすことからこの名前が付けられました。一般のネクタイは三つ折りで裏地が付いています。たくさん折り返しをするため、通常のネクタイよりも表地を贅沢に使用する高級な仕様です。

 

 

また、一枚の布から構成されるセッテピエゲは裁断、縫製など通常のネクタイよりも繊細さを求められます。

 

 

セッテピエゲの優位性

ネネクタイのもともとの原型はクロアチア兵のスカーフ(クラバット)であり、装飾の一環でした。現在においても機能性というよりは社会性を保つための装飾性のある役割としてネクタイは使われています。

セッテピエゲを選ぶことで、装飾性という意味でも通常のネクタイよりも優位に働きます。セッテピエゲは倍以上の生地を使用することからふんわりとした自然なボリューム感が生まれます。良いスーツもそうですが、良いネクタイもふんわりした立体感のあるもののほうが高級感があります。

 

いかがでしたでしょうか。ネクタイの作り方も様々で、今回はその中でもよりふんわりとした立体感のあるセッテピエゲをご紹介しました。ネクタイ選びのご参考にして頂ければと幸いです。