誕生日、クリスマス、記念日、昇進祝いなどのプレゼントとして、定番といわれているネクタイ。スーツに関心がある人に贈る場合、また自分がスーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせを理解していない場合、プレゼントとしては難易度がかなり高いアイテムです。

 

今回は定番のプレゼントと言われているネクタイについて。

ネクタイをプレゼントする意味。選び方と年齢別おすすめブランド

マイナビウーマン

 

リンク先の記事をざっとまとめると、1.ネクタイはプレゼントの定番で最適、2.年齢別のブランド紹介、といった内容。

確かにネクタイはスーツスタイルで重要なアイテム。もともと装飾のためのアイテム(ルーツはスカーフ)で最後の味付けとしてスーツスタイルを引き立てるのも悪くするのもネクタイの役割です。だからこそ安易に贈ってしまうと残念なスーツの人になってしまいます。相手方がどういうスーツを持っていて、シャツをどう合わせるのか?どういう職業でどういう印象をスーツでもたれたいのか?ネクタイ選びは好み以外の要素がおおく、仕事でつかうことも多いアイテムなので難易度が高くなります。贈る相手が好きなブランドは別としてブランド名で選んだり、一目でそのブランドとわかるネクタイはスーツスタイルでは危険です。ダークスーツに白無地シャツ、ネクタイだけ派手、といった風になりかねません。

 

とはいえ、ネクタイをプレゼントするなら?とオーダースーツ屋が考えたらどういったネクタイを贈るのか。

 

答えは簡潔。良い素材のクラシックなネクタイ。

良い素材とは、ネクタイの結び目がほどけにくくシワの復元力もある素材です(一般的なシルク素材の場合)。クラシックなネクタイは派手さはないがスーツに馴染みやすく、長く愛用できるものです。小さな水玉柄のネイビーのもの、深いダークグレーの無地といったもの。これらはシンプルであるがゆえに良い素材であることが必須条件です。これらは1万円台から2万円台で十分見つかります。

私がよく使っているのはフランコバッシやドレイクス、タイユアタイ等。これらのブランドなら素材は問題ないでしょうから、一度触っていただきこういうものだと知ってもらってから、どのブランドのどのネクタイにするのか選ぶとわかりやすいです。

派手さや目立つことを追求したものよりも、使いやすくスーツに溶け込んでくれるものはプレゼントとしてきっと喜んでいただけると思います。