さて、気温や湿度が高い日本の気候にあわせてクールビズが一般化して長いです。クールビズという仕事でも夏を快適に過ごそうという考えには賛成です。しかし、普段のスーツからジャケットとネクタイを取り、シャツの袖を半分にしただけという服装は好みではありません。

何の為にスーツを着ているのか?によるのですが、自身をより良く見せるためのツールと考えるのなら、服装にも気を付けた方が良いのではないかなと考えています。お仕事において、きっちりと立派に見えるスーツは有効に働きます。

本日のブログでは、夏のビジネスマンにお勧めしたい生地を3つご紹介します。最初に断っておくと、この3つの生地でも真夏は暑いです。しかし、通常のスーツ地よりも機能的で快適に過ごしやすい生地なので、普段はジャケットを脱いでいても、ここぞという時のスーツとして選んでいただきたいです。

夏のビジネスマンにお勧め生地
・トロピカル
・モヘア
・ホップサック

 

トロピカル

トロピカルはその名前からイメージできるように、春夏生地に適した織り方です。細い糸を強度の出る平織りにすることで、薄さと耐久性を担保させています。綾織りよりも平織りは通気性が高く、クリア仕上げといい、表面の毛羽をカットすることで肌触りも向上させサラッとした質感が特徴です。

 

 

モヘア混の生地

織り方にかかわらず、モヘア混のスーツ地は夏のビジネスマンに最適です。モヘアはアンゴラヤギからとる事ができ、繊維が太いためウールと混ぜると表面に凹凸が生まれ、汗をかいてもくっつきにくくなります。また保温性も低いため夏場快適に過ごしやすい生地に仕上がります。

抜群のハリコシがあるため、肌が弱い方はチクチク感じるデメリットがありますが、私の場合はそれがひんやりと感じるため大好きな生地のひとつです。

 

 

ホップサック

ホップサックはメッシュともいわれる、荒く織られたジャケット生地です。生地を織る際に強く撚りをかけた糸を使用する事でシワになりにくくざっくりとした質感となります。荒い織地は通気性もたかく、夏のジャケパンスタイルに特にお勧めです。

その織り方故にパンツにするには強度が足りないため、ジャケット用の生地としてポップサックは使用していただけます。

 

いかがでしたでしょうか?夏のビジネスマンにお勧めの生地を3つご紹介いたしました。クールビズと言われてるからこそ、ご自身はより拘ったスタイルをして周りと差を付けてみてはいかがでしょうか。