5月も後半にさしかかり日中の日差しは強く、上着を着ていると汗ばんでしまうような気候がつづきますね。湿度がたかい雨の日などはなおのこと。これからさらに気温も湿度も高くなることを考えると、1年中ネクタイを締めてスーツを着続けることは我慢と工夫が必要になってきます。

そんななか2005年に、現東京都知事の小池百合子さんが環境大臣時代におしすすめたのがジャケットを脱ぎ、ノーネクタイという革新的なクールビズスタイルです。クールビズは非常に機能的で、スーツを着ていた実に65%の人がクールビズに賛成というデータもあります。

ここで考えたいことが、自分はなぜスーツを着ているのだろうか?ということ。会社で着用を決められているからと嫌々着られている方が多いのではないでしょうか。

 

スーツは本来どういったものなのか。スーツの発祥地であるイギリス。イギリス人はアフリカやインドなど暑い場所にいってもスーツを脱ぎませんでした。この傾向は一部のアメリカ人などにも継承され、映画華麗なるギャツビーでも暑いなかスーツを着ている姿が描かれています。

彼らが我慢しながらスーツを着ていた理由は、そのほうが見栄えが良く立派にみえたからです。逆にいうと、立派にみえないならばスーツを着る意味がありません。

なぜスーツを着るのか?着せられている状態は非常にもったいないことです。クールビズスタイルでも同様で、機能ばかりに目を向けてしまい自分がどう見られているかを意識していない方が多いように感じます。

ただネクタイを外すだけではなく、ジャケットとパンツの組み合わせをどういったものにするのか?意識していただくきっかけになれば幸いです。