オーダーシャツを作るうえで生地選びは最も大切なポイントです。なぜならばシャツのサイズ感は普遍で、デザインにおいても襟くらいしか自由度の高いポイントはありません。シャツの印象の大部分は素材によるものが大きいのです。

 

さてシャツの基本となる素材は無地かつ、色は白かサックスブルー。

まず押さえておくべきシャツの素材はこの2種類です。とはいえ白だけでも数百種類あるためどの生地にすればよいか迷われる方も多いと思います。今回のブログでは白シャツでも2つの素材を押させておけば失敗しないという内容でおおくりします。

 

 

ビジネスで使える白シャツは2種類

結論からいうと、ビジネスシーンで使える白シャツはおおきくこの2種類に分けれらます。この2つをシーンにわけて使うことを意識すれば綺麗な着こなしに近づきます。

  • クラシカルなブロード(ポプリン)
  • スポーティな織柄(ジャガード)

 

 

クラシカルなブロード(ポプリン)

ブロードは経糸、横糸に同じ太さの糸を使用していて、なめらかな光沢感があり、高い番手(細い糸)になればなるほど光沢を増します。50番手~60番手のものが一般的で、100番手を超えると高級感がでてきます。ポプリンという名称でも呼ばれています。

シャツの本来の役割はスーツとの調和で、柄やプリントが入っていないブロードはそれにマスト。無地のブロードはクラシックスタイルに欠かせない素材です。

 

 

スポーティな織柄(ジャガード)

単色には変わりがありませんが、光の当たり具合で柄がでてくるのがこのジャガード。織り方を変えることで柄をだしていて、ジャガード織機を使用して織られています。設定次第で複雑な織柄、例えばペイズリーといった柄も織ることができるのが特徴です。名前の由来はジョセフ・マリア・ジャカールからきています。

柄だけでなく織柄が入ると生地はスポーティ&カジュアルな雰囲気になります。コーディネイトにおいても、スーツ、シャツ、ネクタイのうち、柄は2つまでがセオリーの為織柄のシャツを使用する場合はスーツかネクタイどちらかを無地にしたほうが収まりがよくなります。

 

 

まとめると、スーツとの調和、コーディネイトのしやすさを考えるなら無地のブロードが一番の候補となります。崩した雰囲気にしたいならジャガードを試すのもお勧めです。シャツ選びのご参考にして頂ければと思います。