本来スーツは肩で着ると言われているように、スーツのスラックスもベルトを使わずサスペンダーを用いて履かれていました。現在では簡略化によりベルト留めが一般的ですが、サスペンダーにもメリット、デメリットがあります。

 

▼サスペンダーのメリット
・スラックスのシルエットが綺麗にでる
・装飾性が増す

▼サスペンダーのデメリット
・着脱が手間
・クリップ留めの場合生地を傷める

サスペンダーは日本語でズボン吊りで、その名の通り肩からスラックスを吊っている状態なのでウエスト位置が安定し、スラックスのシルエットが綺麗に出やすいです。また色柄も豊富なので装飾的要素もあり、オシャレにみせるのにも効果を発揮します。

対して一番のデメリットは着脱の面倒さ。サスペンダーの取り付けはもちろんのこと、トイレに行って屈む際に手間が発生してきます。そしてサスペンダーをスラックスに取り付けるボタン留めか、クリップ留めのどちらかです。クリップ留めの場合は着脱が簡単ですが生地を傷めてしまうこともあるのでお勧めはボタン留めです。

 

こういった一手間も二手間もかかるサスペンダーですが、うまく取り入れることでメリットも感じていただけるので一度はお試しいただきたいアイテムです。前置きが長くなりましたがそのサスペンダーでも王道と呼ばれるブランドがあります。それが本日ご紹介するアルバートサーストン(ALBERT THURSTON)。

 

 

アルバートサーストン(ALBERT THURSTON)

アルバートサーストン(ALBERT THURSTON)はサスペンダーの王道とも呼ばれるブランドです。1820年英国ロンドンに創業した老舗のサスペンダーブランド。熟練の職人による細かい手作業をもって、創業当時より変わらず自社工場で一貫して作られています。有名ブランドのOEM(請負生産)もおこなっておりその品質は高く評価されています。またコストパフォーマンスにも優れ、色柄が豊富で自分にあったサスペンダーを見つけやすいことも魅力です。

 

サスペンダー選びで大切なポイントが二つあります。
・幅は3.5cmのものが使いやすい
・スーツやネクタイの色を拾う

・シャツとサスペンダーの柄が違う方が相性良い

サスペンダーのベルト部分の幅は狭かったり、太かったりすると日本人の体型に合わず、バランスが取りにくくなるので一番使いやすい幅3.5cmをお勧めします。

ジャケットさえ脱がなければサスペンダーはほぼ見えませんが、脱いだ際に色があっていないと格好良くありません。また柄もストライプシャツにストライプのサスペンダーを合わせるよりも、スドットや無地のサスペンダーにして柄を変えたほうが相性が良くなります。色はスーツやネクタイの色と合わせる、柄はシャツと変える、ということを意識するだけで全体のまとまりが良くなり、格好の良いスーツスタイルに仕上がります。

 

いかがでしたでしょうか。サスペンダーのススメと、王道のアルバートサーストン(ALBERT THURSTON)をご紹介しました。貴方のスーツスタイルづくりのご参考になれば幸いです。