靴磨きの流れはある程度決まっており、ブラッシング→汚れ落とし→乳化性クリーム(+保湿)→ブラッシング→鏡面磨き(ハイシャイン)というもの。
どの工程も重要なのですが、一番手間がかかるのが最後の鏡面磨きです。読んで字のごとく鏡のようにピカピカに光らせる工程で、主にトゥ(靴の先)と踵におこないます。全体にしないのはレザーの上に薄い膜を張っていくイメージなため、屈伸部分におこなうと革割れの原因となることによります。
光らせたくなければ鏡面磨きは特に不要ですが、靴にメリハリをつけ高級感をだすことができるので、私自身好んでおこなっています。
この鏡面磨きには靴用ワックスを使用し、各メーカーより様々なワックスが登場しています。今までKIWI(キィウイ)やM.MOWBRAY(エム・モウブレイ)など使用してきて一番簡単に早く光らせることができたのが、Saphir Noir(サフィール ノワール)のミラーグロス。
通常のワックス同様に少量を手に取り、薄い膜をはっていくのですが数分ですぐに光らせることができ、かなりの時短になります。
難点は他のワックスよりも高価な¥2,200であること。フランスの高級シューケアブランドのサフィールの上位ライン、Noirということもあり使用している成分も高級なのだと思いますし、他のワックスの+¥1000ほどで時間が短縮できるなら安いもの。靴磨きをされる際はお勧めしているワックスです。
店舗で置いているところも少ないので、お探しの際はamazonや楽天などでミラーグロスと検索するのがよいかもしれません。ぜひお試しください。