基本的にスーツは家洗いができないので、オーダースーツであってもクリーニングに出すことになります。しかしクリーニングをするときに注意しないといけないポイントがあり、それを抑えておかないとせっかくの良いスーツが台無しになってしまうことも。そんな注意すべきポイント2点をご紹介していきます。

スーツをクリーニングに出す注意点
・頻度
・場所

 

クリーニングに出す頻度

スーツをクリーニングにだす頻度は、汚れが目立たないのであれば半年に一度か二度程度がお勧めです。スーツのクリーニングはドライクリーニングという薬剤を使用したクリーニングになるため、スーツに使われているウール等の天然繊維と相性がよくありません。

薬剤の進歩により、傷みにくさは年々改善されているとはいえ、頻繁にだすクリーニングは素材を傷める原因となってきます。

またドライクリーニングでは汚れや汗が取れにくいことから、日頃のケアの方が大切です。ブラッシングでホコリを取ったり、霧吹きでスーツを湿らせて風通しの良いところで保管したり、後はスチームアイロンをかけてあげたり。

もちろん汚れたままの状態で着ることの方がスーツにとって良くないので、定期的にクリーニングに出すことになりますが、2週間に1回、月に1回といった頻度は素材のことを考えると短すぎます。

 

クリーニングに出す場所

頻度とともに、クリーニングに出す場所も重要。どこが安心というのはエリアによって異なりますが、ヒントとなるのは受付した人が、実際の洗いの指示を出せているかどうかです。街のクリーニングなどでは受付した裏側の店舗で洗いを行っている場合が多く、融通が利きやすいので、失敗する可能性が低くなります。

(※この場合の失敗とは、素材の風合いの劣化や、仕上げのアイロンミス。スーツは熟練のアイロンワークが必要です)