1年中履けること、足元の軽やかさがでること、脱ぎ履きが楽なこと、様々な理由がありますが現在でも大変人気の高いローファー。私も大好きでかなりの頻度で履いています。

さて、このローファーは英語名ではloafer(怠け者)です。ローファーとは紐がついていない革靴のかたちのことを指し、怠け者と名付けられた理由も靴紐を結ぶ手間が省けることからきています。

 

ローファーと混同されがちなのがスリッポン。

スリッポンはslip-onと書くように滑り込ませてはく紐のない靴の総称で、ローファーはスリッポンタイプの中の革靴タイプの靴のこと。なのでスリッポンにはスニーカータイプの靴も含まれ、写真の革靴はローファーと呼ぶこともスリッポンと呼ぶこともできます。

ローファーのもともとのルーツは室内靴であったり作業靴であったことからも、クラシックさ(普遍的な)を求められるビジネスの場ではそぐわないので注意が必要です。そういう場では紐が付いた革靴がベターです。

ただしタキシードに合わせる最も正式な靴は同じスリッポンタイプのオペラパンプス(エナメルで甲にリボンが付いた革靴)。紐なくてOKなんかーい、っと突っ込みをいれたくなりますがタキシードはもともと夕食を食べるための室内着なので許されているのだと考えています。