コロナウイルスの影響で自宅で過ごされる時間がおおくなった影響で、ネットフリックスはじめ、Huluなどの動画配信サービスへの加入者が増えているそうです。
かくいう私もネットフリックス、Hulu、Amazonプライムビデオなどで空き時間に動画を見ることがおおく、映画や海外ドラマを見たります。そしてついつい登場人物の服装もみてしまうのは職業病。
スーツが格好良い映画といえば、007とキングスマンです。どちらも今年の最新作公開が延期になり残念ですが過去作品もお勧めです。内容もさることながら、007のダニエル・クレイグのスーツはトムフォード、キングスマンのスーツは英国差ヴィルロウのテーラーが手掛けられ、美しいスーツにも注目です。
さて、本日の本題のスーツにおけるネクタイの重要性について。
最近ハマっている海外ドラマがBULL。法廷を舞台にITテクノロジーを駆使して無実の人を救っていくというものです。
同じ法廷を舞台にした海外ドラマでSUITがあり、こちらは正統派?な雰囲気がありますが、BULLはまさに変化球で突っ込みどころ満載のユニークな方法で、主人公が勝訴を勝ち取っていく様は痛快。全米で大ヒットしたこともうなずける面白い内容になっています。
この2つのドラマの主人公のスーツスタイルを比較していただくと、とある違いがあります。
前者がSUITの主人公弁護士ハーヴィ(立っているほう)。後者がBULLの主人公ドクターブル。どちらも法廷での服装ですが違いは一目瞭然です。
ハーヴィはネクタイにディンプル(くぼみ)をつけしっかりと結んでいます。対してブルはスーツにカーディガン、ノータイというラフな装い。これはどういったメッセージをスーツによって与えたいかに大きく関わってきます。
弁護士としての品格と知性、強さを与えたいハーヴィはネクタイを結びます。ブルはラフさを出すためにこのスタイルにしているのだと思います。
こと法廷においてはブルの服装は胡散臭い印象を与えます。ドラマの内容が法廷で逆転をかさねる痛快さを売りにしているので、あえてこういったイメージを狙ったのではないでしょうか。
そういった意味ではこのノータイは正解ですが、ビジネスにおいて”しっかり感”や信頼感を出すためにネクタイは有効なツールです。
ヒットした海外ドラマの多くは、そんな見た目の部分まで考えられて作られています。スーツ姿も格好良いものがおおいので、見た目も含めて海外ドラマを見ていただくとまた違った側面があり面白いです。
お勧めの映画やドラマなどありましたら、私にも教えてくださいね。