無地以外のビジネスシャツ地

ビジネススタイルにもっとも使いやすいのは無地ですが、柄を選ぶならロンドンストライプが取り入れやすいです。等間隔に2色並んだ細幅のストライプはコーディネイトにおいて適度なアクセントになります。基本の合わせ方は色のほうと同じスーツを選ぶとうまくいきやすいです。

 

 

ギンガムチェックはブレザーなどを使ったカジュアルなジャケパンスタイルに使いやすいシャツ地。粗い編地のニットタイとも相性がよく、ジャケットとチノパンと良い愛称で組み合わされます。

 

 

柄は大きくなればなるほど強い印象を与えます。太幅のストライプも同様で華やかで強い印象をあたえたいときに有効な素材です。

 

 

オルタナティブストライプとは2つ以上の色を使用したストライプでカジュアルでリラックス感のある雰囲気を出したいときにお勧めの柄です。

 

 

リネン(麻)自体はカジュアルな素材ではありません。現在ではシャツの基本はコットン素材ですが、過去リネンがシャツ素材の主流でした。とはいえ、現在の用途としては独特な風合いのリネンはカジュアル素材として人気です。

 

 

オックスフォードはアメリカのブランド、ブルックスブラザーズがボタンダウンシャツに使用したことから全世界に流通した素材です。粗い太番手の糸を使用することでカジュアル感が色濃く出た素材です。

 

 

デニム、シャンブレーなどのインディゴ染めの素材もオーダーシャツに使用することができます。ポイントは、ビジネスシーンに使うドレスシャツよりもおなか周り、ヒップ周りに”ゆとり”を持たせること。ゆとり=カジュアルの象徴です。インディゴ染めは色落ちがしやすいので経年変化を楽しんでいただけるのもポイント。

 

 

フライスニットや鹿の子素材は伸縮性に富み、ポロシャツなどにも使用できるオーダーシャツ素材です。既製品では着丈や袖丈が長いと感じられる方は是非ためしていただきたい素材。

 

 

普通のシャツ生地に飽きられたかたは輸入物の小柄でシャツを仕立てるのもお勧めです。国内ではほとんど見られないニュアンスのある柄で個性的なシャツを仕立ててみてはいかがでしょうか。