良いスーツとはこういうものだという考えがあります。生地はこのブランド、ディティールはこう、といったものはあくまで手段であり、大切なポイントは他にあります。

 

まず、スーツを仕立てる上で大切なこと

スーツはフィット感がもっとも大切です。クラシックスタイルであれ、モードなトレンド感のあるスタイルであれ、身体にフィットさせることからスーツは始まります。腰回りにタックをいれたりしてゆとりを持たせるとしても、考え方はルーズフィットであり身体に沿わせることが大切です。

いくら素晴らしい仕立てのスーツであってもサイズがあわなければ勿体ないことです。スーツはマネキンやハンガーにかけておくものではなく、人が着て初めてスーツは魅力が増していくのではないでしょうか。

オーダースーツというものはお客様一人一人にあわせてスーツを仕立てます。事前に誂えられていたスーツと違いお客様が手にするまでに時間はかかりますが、その方にあわせたサイズでお作りをいたします。ただし選択をするサイズは全く同じ体型の人であってもその方のライフスタイルや好みにより変動します。私たちがお客様との対話を大切にしているのは、エゴに終わらない対話による最適解を一緒に見つけ出したいためです。

 

人と人を繋ぐツールであること

良いスーツとは、人と人を繋ぐツールであることだと考えています。

良いスーツを着ることで自己プロデュース力やセルフイメージがあがったり、他者からの評価が高まったり、コミュニケーションの一躍をになったり、様々な良い影響がでてきます。その結果人の和が生まれ、お仕事からプライベートまで充実したライフスタイルを送って頂けることこそ私たちの喜びです。