せっかく買った革靴は長く綺麗に使いたいですよね。靴磨きと同様に大切なのが革靴にシューキーパーを入れること。
今回のブログではシューキーパーを入れることのメリットとデメリット、どういったシューキーパーを選べばいいのかを、シューキーパーを使ったことがない方にも分かりやすく解説していきます。
シューキーパーの役割や選び方をご案内しています。是非最後までご覧ください。
目次はこのようになります。
・そもそもシューキーパーとは?
・シューキーパーの種類
・シューキーパーのメリット、デメリット
・お勧めのシューキーパー
シューキーパーとは?
シューキーパーはシューツリーとも呼ばれ革靴の中に入れておくことで、革靴を綺麗に保つことができます。主な目的は履いた際にできたシワを伸ばすことです。
特に甲部分は歩行や屈伸による履きシワが付いてしまいます。これをそのままにしてしまうと、曲がった部分が色抜けや割れにつながったり、靴の型崩れを引き起こします。なので大切な靴はもちろん、普段使用している靴も履いた後に入れて保管するのがベストです。
シューキーパー種類
シューキーパーの素材
シューキーパーに使用される素材には2種類あり、木製かプラスチック製。シワの伸びに大差はないですが、防臭性、湿気を吸うことに木製のメリットがあります。対してプラスチック製は軽いので持ち運びがしやすいので、長期出張などで持ち運びされる際に重宝します。
シューキーパーの形
シューキーパーの形の主流はバネ式かスプリング式の2種類で、踵部分の形状が大きく異なり、それぞれの特徴はこちらです。
バネ式
3個のパーツに分かれ、それぞれがバネによって繋がれています。
価格:3,000~4,000円程度
スプリング式
甲のパーツにスプリングが取り付けられ、踵部分に小さな楕円形のパーツが取り付けられています。
価格:1,000円~2,000円程度
シューキーパーのメリット、デメリット
シューキーパーによるメリットとデメリットはこのようになっています。
【メリット】
・履きシワが伸びて型崩れしにくい
・木製のものだと湿気を吸う効果がある
【デメリット】
・面倒くさい
・1足につき1,000円~4,000円ほどの出費
メリット詳細
シワが伸びるのは先ほどお伝えした通り。靴磨きをおこなう際にも入れていただくことで、シワ部分の保湿やクリームの塗布がしやすくなります。
シューキーパーには木製のものとプラスチックのものの2種類あります。木製のものはシダーやブナが使われていることが一般的で、靴のにおいをとってくれたり、湿気を吸ってくれたりする効果があります。
デメリット詳細
一番のデメリットは面倒くさいこと。帰宅して靴にシューキーパーを入れる作業、靴に合ったシューキーパーを探したり一手間を加える必要が出てきます。
木製のものであれば、1,500~7,000円ほどの金額が一足につき一つかかってきます。一つ辺りの金額はそこまで高額ではないにしろ全ての靴となるとまとまった金額になるのも事実です。
シューキーパーを選ぶ基準
靴のサイズにあっているかどうか
シューキーパーを選ぶ基準は、第一にシワが伸びているかどうか。伸びているかどうかはシューキーパーを入れた後の靴を触って確認します。
靴の履きシワが付いている個所(親指と小指の付け根と、甲部分)において、靴とシューキーパーとの間に空間ができていない状態がベストです。
バネ式、スプリング式の使い分け
バネ式とスプリング式を比べると、構造上スプリング式の方が上に対する圧力が強くなります。つまり履きシワを伸ばすという本来の役割はスプリング式に軍配が上がります。
ただし、圧力が強い分長期保管には不向き。特に踵が小さく作られていることから踵の革の伸びの要因となる場合もあるので、柔らかい革のものには適しません。ということから、スプリング式は靴磨きをする際に使用するのがベストであると考えています。
汎用性の高さから、木製のものでバネ式を選ぶのが良いと思います。AMAZONで2,000~3,000円ほどしますが、甲部分も分割されている木製バネ式のシューキーパーをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。シューキーパーを入れることで革靴の寿命は大きく伸びます。型崩れした革靴は貴方をだらしない人に見せてしまいます。良い靴を購入するよりも、良いお手入れをすることがスーツスタイルでは大切です。ご参考にしていただければ幸いです。